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今月号の付録もいいですね! モーターマガジン社は太っ腹です。
さて、昨日までのユーノスターの作業は、タイミングベルト交換&ラジエター他水回りのホース交換を承っていました。
NBの15万キロ走行の車両ですが、二回目のタイベル交換です。
前回の何処かの修理工場?の作業にビックリしつつ、基本を押さえた作業を行いました。
何にビックリしたかと言うと、まずはカムシャフト&クランクフロントオイルシールを交換しているのかどうかも分かりませんが、オイルシールの周りをレンガ色のシールパッキンで固めて有りました。

そもそも、レンガ色のシールパッキンはオートマチックミッション等に使用するシール材です。
エンジン回りに使うのはちょっと適材適所では無いですね。
実際にオイル漏れしてましたが、漏れている場所もシリンダーヘッドのカムシャフトシール辺りからなのか、オイルパンのパッキンなのか判断が難しい状況ですが、今回はオイルパン以外をキッチリ対処して、それでもオイル漏れするようでしたらオイルパンを外して対処する事で、オーナー様とも話しました。

上記の適材適所がらみでは無いですが、この車両のタイミングベルト周りとウォーターポンプなどの使用した部品は、社外品を使用したようです。
社外品が全て悪いとは思いませんが、大分以前のブログに書いたかも知れない内容で、タイミングベルトの材質も世の中には2種類出回っています。
純正品や一般的な日本製は、H−NBRというニトリル系の合成ゴムを使用しています。
これは10万キロが交換時期と歌っているベルトですが、世の中にはCRという材質で作ってあるタイミングベルトも存在します。これは5万キロくらいで交換を推奨しているイタリア製の車に使用している事が多いタイミングベルトです。
稀に、価格のメリットか某社外製のタイミングベルトをチョイスするとこのCR製だったりします。
高温に強いというメリットが有るようですが、交換時期は早いようです。
価格に拘ってローコストに拘ると、落とし穴がある事が有りますので、要注意ですね。

タイミングベルトには大抵記載されていますが、H−NBRかCRかを判断するには、タイミングベルトの匂いを嗅げばわかります。
ユーノスターは早い、安いの作業はお受け出来ませんが、使用する部材やシステムの構造をきちんと理解した作業を行います。
特に、ローコストを求めて他のショップさんや修理工場さんと相見積もりをされる方は、内容をよく確認されてくださいね。
どうぞよろしくお願い致します。